当院の内視鏡をもっと知る

当院では多数の内視鏡検査を行っており、特に大腸内視鏡の豊富な実績があります。

柏市はもちろん、近隣の流山市、野田市、松戸市、三郷市、八潮市、守谷市、つくばみらい市、常総市、取手市、あるいはもっと遠くから数時間かけて受けに来られる方もいます。なお、海外からも年間1,000人以上の依頼があります。

検査前日に入院して内視鏡検査を受けることもでき、遠方の方やご高齢で合併症のリスクが大きい方でも利用しやすくなっています。

当院の内視鏡検査の特徴は、「楽」「高品質」「安全」「快適」です。

なぜ「楽」なのか

特徴1 医師の練度

内視鏡検査は、誰がやっても楽に行える検査ではありません。特に大腸内視鏡検査の習熟には経験を要します。専門医試験の受験資格には、5年間で約200例の症例が必要になります。一般的に1,000例を経験すると手技が安定し、熟練といわれるようになると言われています。

当院では、一人あたり年間約1,000例の大腸内視鏡検査を行っております。これにより、熟練を要しますが、痛みの少ない挿入法である「無送気軸保持短縮法」が可能となっています。

特徴2 鎮静下での内視鏡検査

最近は鎮静剤を使用した内視鏡検査も増えてきましたが、当院は約30年近くにわたり鎮静下内視鏡検査を行っている老舗です。当院での内視鏡検査が思いのほか楽に出来たとリピートしていただく患者さんも多いです。

特徴3 炭酸ガス(CO2)による送気

大腸内視鏡検査では、観察の際の大腸への送気が苦痛な方もいらっしゃいます。挿入については無送気軸保持短縮法などにより、苦痛を改善することができますが、観察については大腸へ十分に送気を行わないと中の観察ができないため送気の苦痛は熟練度では解決できません。

当院ではそのような苦痛も諦めたくないとの考えから、比較的早い段階から炭酸ガスによる送気システムを導入しております。炭酸ガスは吸収が早く、送気による腹部のハリ感が早く改善します。

特徴4 内視鏡の種類の充実

内視鏡は1本でも非常に高額なものです。内視鏡検査の症例数が多くないと1本あたりの内視鏡の回転率が下がり、収益性が落ちてしまうため、通常の医療機関では最低限の内視鏡を揃え、内視鏡に患者さんを合わせる形で対応します。

当院は症例数が多く、通常の医療機関ではあまり使用しない内視鏡も揃えることができました。したがって、「手術のあとで癒着がある」「腸が長い」「治療のためにより精密な検査が必要である」など患者さんの状況に合わせて、痛くない検査ができる適切な内視鏡を選択することが可能です。

なぜ「高品質」なのか

特徴5 豊富な治療症例

内視鏡検査の症例数に比例して、当然、ポリープ切除術などの内視鏡治療が必要な症例も増えていきます。当院でも内視鏡治療の症例が多く、治療に対しての医師の習熟度が高いです。ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)のような通常の医療機関では行わない治療内視鏡も積極的に行っております。

また、入院施設もあるため、治療後に入院したいという希望にも対応できます。豊富な症例数に裏打ちされた経験から、適切に切除が必要かどうかの判断、切除を行います。

特徴6 手術へのスムーズな移行

一般的な医療機関と異なり、当院では消化器内科医だけでなく外科医も内視鏡検査をしています。内視鏡での切除が不能な病変があった際は、カンファランス等で情報共有し、腹腔鏡手術などの外科的治療を可能な限り早く予定できるように段取りを組んでいきます。

これにより、他院で行うより早く、がんなどの病変が進行する前に治療に繋げることができます。手術前に改めて内視鏡検査をする必要がないため、下剤を飲む回数、来院数なども減らすことができ、患者さんの負担も少なくなります。

特徴7 最新内視鏡システム

当院では、最新の内視鏡システムであるオリンパス社のELITEを導入しております。内視鏡的切除の判断には、微細な内視鏡所見の判断が必要になります。同システムの高解像度、拡大などを利用して、適切な診断を行うことで、できるだけ侵襲の少ない治療を適切に選択しております。

特徴8 内視鏡洗浄システム

当院では、消化器内視鏡学会の推奨に従い、適切な洗浄を行うことで内視鏡を介した感染症の拡大防止策に取り組んでいます。「内視鏡センター」を擁する医療機関としてモデルになるよう心がけております。

なぜ「安全」なのか

特徴9 レベルの高い直接介助の看護師が常駐

内視鏡室での看護業務は、内視鏡検査中の患者さんの異常を察知する直接介助業務、内視鏡的治療など人手が必要な際に手助けする間接介助業務、患者さんの案内などの補助業務に分類されます。

通常の医療機関では、これらの業務すべてを1~3人で行うため、業務を兼任しております。検査中には、検査による生体反応など予想できないことが起こりえますが、兼任している看護師では対応が遅くなり危険です。

当院では、患者さんの安全のため、業務を分業化しており、直接介助の看護師は常に患者さんの近くに配置されており、患者さんの状態にいち早く気づけるようにしております。

また、看護師の薬剤や内視鏡についての知識は、想像以上に検査・治療の安全性に影響を及ぼします。当院の内視鏡看護師は、全員、4年以内に消化器内視鏡技師の資格取得を目指しており、また、院内研究会、勉強会を定期的に開催するなど、内視鏡診療の質向上に常に努めています。

特徴10 適切なモニター管理

内視鏡検査時の患者さんの状態把握のために、身体の酸素、血圧を測定しております。

特徴11 少ない量の鎮静剤

鎮静下の内視鏡検査と聞くと、医師の技術に関係なく、鎮静剤の効果により楽に内視鏡が出来ているという印象があるかと思います。そのような深い鎮静(麻酔といえるようなレベル)は呼吸停止、血圧低下などの重篤な合併症の原因となるため、学会では推奨されていません。

当院では、医師の熟練度が高く、浅い鎮静で患者さんの苦痛が十分に軽減されるため、深い鎮静による合併症が起きないように最小限の鎮静で検査を行っております。とはいえ、鎮静剤の効き具合には個人差があるため、前回の検査の鎮静剤の効き具合で鎮静剤の微細な加減を行っております。

なぜ「快適」なのか

特徴12 選べる検査

胃と大腸内視鏡を同日に実施できる

必要があり、ご希望があれば続けて胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査を行っております。別々の日に受けるより、身体への負担は大きく軽減されます。

下剤の種類

大腸内視鏡検査のつらいポイントとして下剤服用をあげる患者さんがいらっしゃいます。下剤による腸管洗浄は大腸内視鏡検査に必須となりますが、当院では数種類の下剤を用意しており、患者さんに合った下剤を選択することができますので、医師にご相談ください。

下剤の内服方法

当院では自宅で下剤服用をされる方が多いですが、高齢の方、遠方の方などには、安全面、下剤服用後の移動のわずらわしさの回避の観点から、入院での内視鏡検査をお勧めしております。また、自宅での下剤服用に不安がある方などのために、来院しての下剤服用も選択肢として用意しています。

鎮静の有無

鎮静下での内視鏡検査は楽とご評価いただいておりお勧めはしておりますが、ご自身の内視鏡検査をモニターで見ながら受けたいなどのご希望がある方は、鎮静剤を使用せず検査を行うことも可能です。

経鼻内視鏡検査

内視鏡の進化により経鼻内視鏡の画像の質が向上しました。経口内視鏡検査がどうしても受け入れ難いという患者さんには十分に選択肢として考えられうるレベルになりました。

ポリープ切除

当院では、大腸内視鏡検査をした際にポリープも同時に切除させていただいております。安全に配慮するため、対象は限られますが、ご希望であればご相談ください。また、切除後に出血をする可能性があるため、何かご予定がある方には後日改めて切除することももちろん可能です。

また、万が一夜間や休診日に出血等があった場合でも、24時間体制で対応できるのが、一般的なクリニックとの違いです。

カプセル内視鏡

近年、話題になっているカプセル内視鏡ですが、こちらでも当院は全国有数の症例数を有しております。小腸の病変検索については十分な効果があり、苦痛も少なくお勧めです。

大腸についても、通常の内視鏡に強い不安をお持ちの方であっても、苦痛が少なく検査できますが、通常の内視鏡より下剤の量が増えたり、検査に時間がかかるなどのデメリットもありますので、医師にご相談ください。

特徴13 内視鏡に特化したフロア

フロアの半分が内視鏡センターである当院では、内視鏡室が6室あり、広さも充実していることも当然ですが、それ以外の設備も充実しています。

広い待合室

当院では内視鏡検査専用の約30人収容できるスペースで検査を待っていただいています。スペースも広いので余裕があるのか、ちょっとした待ち時間に他の患者さんと談笑されている方もいらっしゃいます。

男女に分かれた待合室

男性専用、女性専用の待合室をご用意しており、男女が別の動線で検査前の時間を過ごすことができます。

特に大腸内視鏡検査の前は検査着を着ていたり、トイレなどに行ったりする機会も多く、異性の前では恥ずかしいと思われる方もいらっしゃるので、そうした羞恥心にも配慮しております。なお、中間スペースには、男女で一緒にお待ちいただける待合もあります。

十分な回復室

最大18人が休める回復室があります。個々の回復室はカーテンで仕切られておりプライバシーにも配慮されております。鎮静剤からの覚醒が十分でないと、想定外の事故が起きることがあるため、鎮静剤の使用後は十分に休んでいただき、その後に帰宅していただいております。

 
「当院の内視鏡をもっと知る」文責 外科 森田洋平