婦人科

常勤医による、女性の生活の質を上げるための診療を実施

当院では、婦人科全般の診療を行っております。

特に子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣のう腫、月経困難症、慢性骨盤痛などの排卵と月経に関連する疾患について、女性の生活の質を上げるための診療に力を入れております。女性医師による診察も可能です。さらに更年期と骨粗鬆症に関する診療も行っております。

一方で妊婦検診、分娩、生殖補助治療(体外受精胚移植)については取り扱っておりません。不妊症については一通りの診断と、子宮卵管造影、排卵誘発等を行っています。

主な診療対象

子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣のう腫、慢性骨盤痛、月経困難症、月経異常、月経痛、骨粗鬆症、更年期障害、不妊症、妊娠反応確認、不正出血、女性の性病、外陰部のかゆみ、子宮頸がんワクチンの予防接種、子宮がん検診・精密検査

診療の特徴

当院では、良性疾患を対象とした腹腔鏡手術に力を入れています。

子宮内膜症病巣除去術

子宮内膜症病巣除去術は、当院山田清彦医師(婦人科部長、臓器脱チームリーダー)が開発した手術法を用いています。

子宮内膜症に伴う慢性骨盤痛(月経時期以外の腰痛、腹痛、排便痛、性交痛など)の治療法として有効です。この手術を追加するのに要する時間は、およそ5分から10分程度です。

手術名

RUSPFODE:仙骨子宮靭帯,後膣円蓋,深部子宮内膜症病巣切除
(Resection of the Uterosacral and Posterior Fornix Deep Endometriosis)

卵管を再生する手術

卵管結紮術による永久不妊手術を受けた女性の卵管を再生するための腹腔鏡手術、すなわち腹腔鏡下顕微手術的卵管端々吻合再疎通手術(LMTR:laparoscopic microsurgical tubal re-anastomosis)を実施します。

骨盤臓器脱(子宮脱)の診療

骨盤臓器脱(子宮脱)に関しては、当院の大腸・肛門外科医と協力して診療に当たっております。また、上記疾患に対する腹腔鏡下手術を、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医が行っております。

ルネサンスと産業革命が女性にもたらしたもの

現代の女性の生活の質を阻害する要因には、排卵、月経という現象が深く関わっています。排卵とは、卵巣から、将来の子孫を残すための卵子が放出される現象です。排卵にともなって、子宮の中では、妊娠のために子宮内膜が準備されます。

しかし、妊娠しなかったときにはこれが自然に崩れ落ち、出血を伴って腟から外に排除されます。これが月経、生理という現象です。現代日本のほとんどの女性には、12歳前後から50歳頃まで排卵と月経があります。月に1回として、一生のうち約400回ということになります。

女性には定期的な排卵、月経がある事が普通である、と思っている方が多いと思われます。しかし多くの女性に定期的な排卵、月経があるようになったのは、そう古い事ではありません。実は200~300年前からのことなのです。

これは人類およそ500万年の歴史から見れば、ついほんの最近のことなのです。そのきっかけとなったのは、近代ヨーロッパに起こったルネサンスと産業革命です。以来、人類の生活環境と健康状態が激変しました。その結果、成熟した女性には、普通に排卵が起こるようになりました。

以後人口爆発が起こり、現在に至ります。これに伴い、女性は子宮内膜症、子宮筋腫、子宮体がん(内膜がん)、卵巣がん、そして乳がん、そしておそらく大腸がん等に罹患しやすくなったと考えられています。

したがって、これらは文明病ということにもなります。当院においては、これらの排卵と月経に関連する疾患について、生活の質を上げるための診療に力を入れております。

診療実績

  2015年 2016年
腹腔鏡下手術(患者数) 64 90
内訳(重複含む)    
子宮内膜症病巣除去術(*) 34 83
子宮筋腫核出術 1 19
子宮腟上部切断術 34 39
子宮全摘術 1 3
附属器腫瘍手術 29 25
仙骨腟固定術(子宮脱) 6 19
その他
(癒着剥離、多嚢胞性卵巣手術、他)
2 5

*子宮内膜症病巣除去術については、山田清彦医師(婦人科部長)が開発した手術法「仙骨子宮靭帯,後膣円蓋,深部子宮内膜症病巣切除(RUSPFODE)」を用います。子宮内膜症に伴う慢性骨盤痛(月経時期以外の腰痛、腹痛、排便痛、性交痛など)の治療法として有効です。この手術に要する時間は,およそ5分から10分程度です。

担当医

 

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*婦人科は、初診・再診とも予約制となっております。ご予約・変更については、電話予約センターをご利用ください。
*担当医により扱う症例が異なりますので、併せてご確認ください。

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